最低な女

今朝起きると

いつもより

汗をびっしょりかいていた



暑さのせい

だけじゃない



昨日

彼にLINEで

身長と足のサイズを聞いた


来週は彼の誕生日で

まだ何をあげるか

迷ってて

一応サイズを聞いて

プレゼントの参考に

しようと思っていた



彼はしばらくして

サイズを教えてくれた


だけど

そのあとすぐ


“今から言っとくけど”


“入らないから‼︎”と

返信


“入らないから‼︎”



すぐにわかった


“いらないから‼︎”


の意味だ


誕生日プレゼントは

いらない


ということだ



プレゼントを

もらうために

会うのは

イヤだ


ということだ



いつものことだけど

相変わらず

冷たくて

私は

凹む



なのに

今さっき


彼が仕事の休憩中に


“あたまいたーい”

なんて

かまってちゃんな

LINEを送ってきた



そして

“◯◯さんに栄養ドリンク

買ってもらっちゃった!”


とか送ってきやがった!



それは

私も知ってる

大嫌いな女


最初の

私達の関係を

引き裂く原因の

1つとなった

最低な女


当時は

私が一番

仲良くしていた

本当に最低な女



腹が立って


一言


“クソーっ”と


普段

私が彼に言わない


キタナイ言葉を

送りつけてしまった…



私の

誕生日プレゼントは

拒否するくせに


あの女に

たかが

栄養ドリンクだけど

買ってもらって

喜んでる彼に

腹が立ってしまった



大人げない…


私の方が


最低だ

余韻②

彼と会ってから

1週間が経った


先週の今頃は

彼と2人

身体を寄せ合って

寝ていたかな…



もうずっと前の

ことだった気がする



でもまだ

あの時の余韻は

残っている



あれ以来

彼からのLINEは

さらに少なくなった


今では

おやすみの一言さえ

ない



私から

LINEしなくなったら

もうずっと

向こうからの連絡も

来ないかもしれない


だから私は

必死に

何かくだらないことでも

聞いてみたりする


すると

それに対して

一言

答えを送って来る


ただそれだけ



でも今は

私も

それほど

会いたいという

気持ちはない


ほんとは

会いたいけど


‘会いたい’と言えば

彼の返事は

間違いなく

‘NO’だから


そんなことを

言われるなら

先週彼と

身体を重ね合った

余韻に浸っている方が

幸せだ



ただ

次に会う約束だけでも

できたら


日々の生活が

もう少し

明るいものに

なるんじゃないかな

とは思う



今の私は


先週


彼と会って


激しく


求めあった


事実だけが


心の支え



彼がまた

私に会いたいと


私を求めてくれる日を


待つしかない

余韻①

彼と会ってから

4日が過ぎた



いつもどおり

彼のLINEは

冷たい


未読スルーや既読スルーは

当たり前


それでもめげずに

スタンプを押してみる


すると

“お疲れ様”か

“おやすみ”の一言で

その日のLINEは終了



そんな対応をされて

寂しいけど


この前会った時の余韻が

まだずっと残っていて


あの日のことを

思い出せるうちは


まだ

辛くはない



あの日の彼は

いつもより

穏やかで

優しくて

面白くて


私の

日常の疲れや

彼のことで

一喜一憂していたことなど


全部

吹っ飛んでしまった



目を閉じると



とろとろのお風呂で


合わせた肌


彼の身体の熱と汗


彼の静かな吐息


彼の身体の重み


彼の指の感覚


口と舌で味わった


彼のもの



彼の言葉




鮮明に

思い出すことができる



そして

私の身体が

また

反応してしまう



やっぱり


もう


会いたい



今月は

彼の誕生日


きっと

会えないと思うけど


プレゼントだけでも


渡したい



何あげようかな…