初の夜デート②
土曜の夜に
2人で飲んで
そのままホテルへ
これこそ
私にとっては
奇跡的なこと
1ヶ月前と同じ部屋に入り
いつものように
お風呂にお湯を溜める
彼が
“今日は飲んでるから
元気ないかもしれない”と
言ってきた
夜の休憩は3時間
あまり時間がない
バスルームに入り
私は自分の身体を先に洗い
彼の身体は
入念に洗ってあげると
彼はいつもどおり
元気になった
心配無用だった
バスルームを出て
ベッドへ直行する彼
そして
‘あれ…試したい’
あれ…
さっき飲んでた時に
LINEしてきた
マッサージのこと
うまくできるか
わからないけど…
裸で横たわる彼のもとへ行き
彼から送られてきたサイトを見ながら
彼が望んでいる部分を
優しく手で包んで
マッサージしてみる
普段は
あまり声を出さない彼
しばらくすると
‘気持ちいいよ…’と
囁いた
私は
我慢できなくなって
彼のものを
口に含んで
ゆっくり
舌を動かした
‘なんでそんなに上手なの…’
彼はいつもそう言ってくれる
‘これ以上はダメ…
すぐ出ちゃうよ’
そう言って
私の口から
外して
ゴムをつけて
‘上にきて’と
私を抱きかかえた
私は彼にまたがって
ゆっくりと
そして
段々激しく
動いてみる
‘そんなに動いちゃダメ’
私はやめない
いつもより
声を出して
彼は果てた
‘次は姐さんの番だよ’
そう言って
私の中に
指を入れてきた
すごく…
気持ちいいけど
なかなかいけない
すると
‘ねえ…今日生理だったの?’と
聞かれて
‘えっ…違うけど’と
起き上がってみると
シーツが赤く染まっていた
2週間前に
なったのに
激しく動きすぎて
傷ついちゃったのか
私は
果てることなく
終了した
彼が
果ててくれたから
私は満足だけど
彼は
しきりに謝ってきた
彼のせいではない
その後は
2人でテレビを見ていた
普段
家族と見ている番組
彼と見ているのが
ちょっと不思議な感じで
このまま
ずっと
2人でいられたら…と
叶わない願いだけど
そのうち
睡魔が襲ってきて
‘このまま寝ちゃいたいな…’と
言うと
‘起きたら一人ぼっちだよ’と
意地悪く言われた
彼との幸せな時間は
あっという間に過ぎる
時間ギリギリまでいて
部屋を出た
駅で彼に手を振って
お互い別々の
電車に乗る
現実に戻って行く
帰りの電車の中で
彼からのLINEを開く
“体大丈夫?”
“心配だよ”
いつも
体調が悪いって
LINEしても
ふざけたスタンプ1つで
済まされてしまうのに
すごく心配してくれてる
私もなんで出血したのか
わからなくて
少し不安だけど
それより
彼が心配してくれることが
嬉しかった
でも
次の日になれば
そんなこと
すっかり忘れられちゃうんだけど
それが
彼だから
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